今日,午前中に三宮のジュンク堂で水理学関連の書物を漁ったのだが,つまらない本しかなくて,あとはぶらぶら文庫本を見て回ったのだが,また見つけた.夜の女の書いた男論(笑).こういうのが,ほんと面白い.つくづく女は怖い生き物だと思います.その本というのは『銀座のママが明かす「お金に好かれる人,嫌われる人」』(ますい志保著/廣済堂文庫)を読んで印象に残った言葉の備忘録.
●自分自身を信じるという大きなプライドがあれば,学歴などの小さなプライドは捨てられるはずです.たとえば,頭を下げるのにお金はかかりません.お金をかけずに信頼を得られるのに,ちっぽけなプライドにこだわってそれを放棄してしまうというのは,賢いやりかたとはとてもいえないと思います.
●ピンチのときほど余裕を持って高楊枝でいられるかどうか.そのとき,人間の大きさも見え隠れしそうな気がします.
●だって,好きなこととか興味のあることばかりやっていたら,視野が狭くなっちゃうじゃないか.僕はいつも,それまで興味のなかったことを日ごろからどんどんやるようにしているよ.そうすると,いろんな自分が見えたりもしてけっこうおもしろいんだよ.
●結局,決断するのは自分なのだとわかっている経営者は,孤独を恐れません.孤独なのがあたりまえだと思っているからです.このことがわかっていないかたは,孤独を恐れて,取り巻きにイエスマンばかりを置くようになってしまいます.そうすると,決断するときにはみんなが賛成してくれるので,孤独感を味わわずにすみます.(中略)いつもひとりでお見えになるS社長は,けっしてお店で仕事の話や悩みごとを言いませんでした.ただ,話し方が暗く,何か悩んでいるというのが明らかなことも何度かありました.それでも話題そのものが暗くなることはなく,もちろん,酔いつぶれることもありません.
●方針を決めたらあとはお任せ.報告は随時するが,そのときもいちいち細かい指示は出さない.本当に困って相談したときには的確に指示を出すし,さらには失敗しても「自分にも責任がある」と言ってひどくは責めない.(中略)部下に任せながらも,管理はしっかりするというのは,高い能力を必要とすることでしょう.できるリーダーは,細かいことや瑣末なことと,本当に重要なこととを見極める目が大事なようですね.それを見極めたうえで,細かいことは気にしないこと.これが優れたリーダーの条件と言えそうです.
●私利私欲はお金を生まない.
●退くことは負けではありません.りっぱな戦略なのです.
●三かく印「義理を欠く」「恥をかく」「人情欠く」
●自分中心のルールで動くかたのなかには,大企業病にどっぷりとつかっているというかたもいるようです.(中略)会社で通じる会社標準を世界標準と勘違いしている大企業病の社員たち.
●敵のいいパンチをもらって,グラッときても,次のラウンドでは倍にしてパンチを返してやりましょう.そうすれば,形勢逆転です.悩んでいてもはじまりません.パンチを打つべく,行動しましょう.もちろん「慎重かつ大胆に」です.失敗を糧にできる人は強いです.
●遊び方がきれいなかたは,仕事もきちんとされていて,何につけても相手を思いやるという気持ちが無理なく身についているのでしょう.やはり女性としても,そういうかたのほうにどうしても惹かれてしまいますね.遊び方がきれいという中身には,たとえばお酒を飲んでも泥酔しないとか,人の悪口を肴にしないとか,女の子にセクハラまがいのことをしないとか,いろいろあるのですが,ちょっとした心遣いを見せてくれるかたはやはり遊び方を知っているなと思い,特に魅力を感じてしまいます.
●はじめてお店にいらっしゃったある社長さんがなにげなく言った「僕がもう一度来るかどうかは,キミ次第だよ」という言葉に,私はドキッとしました.「特別がんばってサービスしなくちゃ」とこのかたを意識し,特別視するようになったのです.このさりげないせりふはいまだに私の心に刺さりつづけています.
●「できる男」「できない男」は,「下手話法」で見分ける.(中略)「うちのお店でよろしんですか?」とお尋ねするようにしています.そして「うちはたいしたお店じゃないんですけど」ということをお伝えします.それでたとえば「ええ,こちらこそお願いします」というように,お客様のほうがさらに下手に来られる場合は,とてもいいお客様でビジネスのほうも成功が続くかただと判断して,会員になっていただきます.(中略)謙虚なかたというのは,どこでも誰にでも謙虚です.高飛車なかたというのは,取引先などには謙虚でも,それ以外ではどこでも誰にでも高飛車なものです(中略)高飛車な方は,その場その場での収支を考えてしまうのに対して,謙虚なかたはもっと長い目でのトータル収支を見ていらっしゃるのだと思います.
●従業員満足度を上げることができない会社が顧客満足度を上げられるわけがない
●やはり人間最後は「気持ち」次第だと思います.インセンティブは効く人と効かない人がいますし,ギリギリ最後のひとがんばりというところでは,やはりお金ではなく,気持ちなのではないでしょうか.
●お金には生き金と死に金があります.生き金は新しいお金を生みますが,死に金は何も生み出しません.遊興費を使うなということではありませんが,常にこの出費は自分への投資になっているかと問うことは必要でしょう.
●ここぞというときには身銭を切ってもチャンスをつかむ(中略)「お金をきれいに使うこと」「使いどころを間違えないこと」「意味のある使い方を知ること」(中略)「経費削減」を言い訳にしない.
●「知性・品性・教養」を身につけることは,人間としてとても大事なことだと思っています.(中略)ビジネスシーンでは特に,人は人を値踏みしてしまいます.品性の欠けている人はそれだけで,マイナスの値踏みをされ,ほかの能力を見てもらえないということが往々にしてあるようです.
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